女性の厄年は、19・33・37・61歳です。数え年で数えるので、その年の満年齢プラス1歳を、元旦に取るということで計算します。厄年は迷信と考えられているようですが、まったく根拠がないわけではありません。男女で違うのは、ホルモンバランスの変化などで心身に変調を来たしやすい時期が違うからという説があるのです。また女性は30代に2回も回ってくることになりますが、ちょうど結婚や妊娠、出産といったライフスタイルに大きな変化が訪れやすい状況です。働く女性にとっては、仕事との両立で悩んだり試行錯誤したりする時期と重なります。厄が訪れるといわれる年は、前後も気をつけなければならないことになっていますから、30代はかなりデリケートな年代ということになります。
しかしいたずらに心配し過ぎることはありませんが、そもそも心身が多少乱れるのは当然の年代なのだと考えれば、気も楽になり過ごしやすくなります。また33歳は妊娠機能のピークで、37歳頃からは、それがゆっくりと下がり始めるタイミングです。だからレディースドックなどを利用し、検診やアドバイスを受けて変化に備えるのも1つの手です。それから昔は厄年にはおとなしくして、悪いことが起こらないように身を慎むという話だったのですが、最近はそうでもありません。思い切った決断をしたほうが、厄除けになるという考え方もあるのです。30代は仕事の役職も責任のあるものになっていきます。体をいたわりながらも大胆に行動してみれば、体力もある年代ですし、将来につながり厄が転じて福となる可能性が大きい時期ともいえるのです。